

本音 を口にできずにいる。
雨の降りそうな朝とか、湿った洗濯物とか、ぬるいコーヒーとか、そんなかんじ。
煮え切らないなにかが、わたしの中でくすぶっている。
いつだったか、すんなりと乗りこえられたようなちっぽけなことが、いまはいちいち胸にひっかかる。ああ、こうじゃなかった、ちがうかも、おかしいな、そんなかんじ。
夢の中であってほしいと、願うのはいつものわるい癖。
空がどれだけ広いのか、ちっぽけなわたしにはずっとずっと分かることのないこと。知らされるはずのないこと。知りたいことは山ほどあるのに、なにもできないわたし。ちっぽけなわたし。ふみつぶされそうなわたし。
どれだけ好きだといっても、そんなことさえもわからない。知りたい。知りたくない。聞きたくない。
彼ならどんな風にわたしを抱きしめてくれるのだろうか。

もう少し、大人になりたいとおもう。だけど、もういっそ、ずっとこのままでいいかな。なんておもってもいる。年をとるってせつない。いろんなことをしってしまって、どきどきやわくわくがだんだんへっていってしまうのかな。いましらないことも、10年後にはしっていて、いましってることも、もちろんなんかいもけいけんして。なんかいもなんかいも、けいけんして、りっぱになって、それがすべてなのかな。
わたしはなんかいもおなじ過ちをくりかえす。きっとそう。きっとそうだ。
傷つけたくないあまりに、うそをかさねて、かさねて、じぶんがいっぱいいっぱいになって、苦しくなる。じぶんでじぶんを苦しめている。これだけは、なんかいけいけんしても治らないクセ。